第281回の硬玉/ジェダイトの色変わり「黒翡翠」に引き続き「白翡翠」をご紹介します。先回でお伝えした通り、硬玉には15色程度のバリエーションがあり、今回の白もそのひとつになります。硬玉の結晶は細かく無色透明で、50%以上の結晶が含まれたものが宝石級とされており、様々な色バリエーションを持つのは、石に含まれるその他の成分・鉱石の色が影響するためで、白く見える硬玉はそれらが比較的少ないためと言われております。日本では薄い色調の硬玉が好まれる傾向にあり（外国は逆のようです）国石ということも相まって、お客様にお勧めしやすい逸品かと存じます。