今週の推奨品
2022.9.4「山田和義の数珠の話」で琥珀(こはく)についてお話をさせていただいておりますが、その中でご紹介させていただいたバルチックアンバー(バルト海産)の御念珠が出来上がりましたので、今週の推奨品とさせていただきます。世界各地で産出される琥珀のなかで、バルト海沿岸地方、ドミニカ共和国、中国北部、日本岩手県久慈のものが高品質とされていますが、バルト海産のものは特定の樹脂(既に絶滅した針葉樹)が川から海底へと流れつき、気の遠くなるような時間を経て出来あがると云われており、特に高品質だと評価されております。この海域の古代人は嵐の後に打ち上げられる琥珀をシーアンバーと呼びお守りとして重用したそうです。また、今回の推奨品「煌珀」は内部にキラキラと光る大小のグリッターが見られる逸品となります。グリッターは閉じ込められていた気泡が熱により弾けて出来るもので、インクルージョン(琥珀の場合は化石などの異物)とは違いますのでご留意ください。なお、他の貴石類とは違いこれらの特徴があると価値が高まります。
2022.9.27 UP DATE