無色透明の水晶が結晶ができあがる過程で、自然に閉じこめられた内包物を含むと、通常のクリスタルとは区別されインクルージョンクォーツと呼ばれる価値ある貴石として取り扱われます。これらには、多くの種類があり、紫水晶、茶水晶、ルチル、ゲーサイト、レピドクロサイトなどが有名で推奨品でも何度かご覧いただいたかと存じます。今週はそのなかでも大変希少な水晶、ホーランダイトインクォーツをご紹介します。内包物が星型や蜘蛛のように見えることから星入水晶やスパイダークォーツの別名でも呼ばれており、イギリス人発見者の名前が命名の由来で、発見から120年が経過しておりますが現在でも市場で希少であり、わずかなインクルージョンでも、比較的高価な貴石となっています。