今週の推奨品

琥珀 第76回目

琥珀は、3000年~7000前、地上に繁茂していた、さまざまな樹木の樹脂(主に松柏科)が長い年月を経て、化石化したもの。ときに昆虫や木葉などを包みこみ、生成された琥珀は神秘的な輝きと、多彩な色彩を併せ持ち、鉱物とはまた、違った希少性を有し、学術的にも価値があります。まさに時が作りし自然の芸術品。熟練のマイスターの手により価値ある逸品に仕上がりました。

【琥珀と念珠】琥珀は、東大寺に「琥珀念珠」としての記述があるように、その特性ゆえ、古より念珠として利用されてきました。天地四方を祭る為の鎮壇具となり、仏教の七宝のひとつに数えられています。また、「琥珀不取塵芥」とも言われ”琥珀はきれいなものは吸寄せるが、汚れたものは吸取らない”清廉潔白な人は、不正な物品を受け取らないと例えられております。