今回ご紹介するお念珠に使われる「紫金石」「茶金石」は自然石ではなく人工ガラスの一種。それぞれ、英名では「ブルーゴールドストーン」「ゴールドストーン」と呼ばれており、中世イタリアのガラス工房で、誤った作り方したことで偶然に誕生したという印象的なエピソードがあります。微細なインクルージョンが光を反射して輝く様が、大変に魅力的で今日にいたるまで、その技術が受け継がれ続けて、お念珠にも使われるようになりました。