石模様がアオイ科の植物 マラーキーの葉脈に似ていることからマラカイト。また、孔雀の羽模様にも似ているために孔雀石（和名）とも呼ばれています。紀元前二千年頃から顔料や宝飾品として活用されており、古くから人々に親しまれてきました。成分に銅イオンを含むため、虫除けの効果があると云われており、女王クレオパトラがアイシャドウとして利用していたのは有名な話です。ロシア（ウラル山地）、南アフリカが主な産地ですが、日本でも秋田の銅山で産出されておりました。なお、孔雀が毒蛇を捕食する事象から転じて、災難を避ける魔除けとして教示され、重用されてきたようで、流行の疫病が心配される昨今、お客様にお勧めしやすい逸品かと存じます。