数珠の選び方

数珠の選び方 31.数珠を無くしてしまいまいましたが、大丈夫ですか。

気持ちを新たに前向きに、新しいご縁に導いてもらえたと捉えましょう

 大切にしていた数珠を無くしたとなれば、大変悲しいですね。中には不吉な事が起こるのでは、と感じる方もおられるかもしれません。

 数珠を使う時というのは、参拝や法事、葬儀などの場面で心に残るシーンも多いでしょう。これまでの信仰の時間まで失ったようで、寂しく残念な感情が前に出るのは、数珠を大切にしていた証です。

 数珠を無くしても、仕方のない事。気持ちを新たに前向きに考えてください。大切にしていたのですから、悪い事が起きる理由がありません。新しいご縁に導いてもらえたと捉えてはいかがでしょうか。

仏さまへの御供(おそなえ)とも考えます

 失くした数珠が高価のものであったりすると、勿体無いなと考える事もあるかもしれません。念珠は仏さまを拝むための道具であり、仏さまへの御供とも考えます。高価な念珠を仏さまへ御供し終えたと意識し、勿体無いなどと気落ちのないようにしてくださいね。

新たな念珠との歩みをスタートさせてください

 想いが入り、祈りの宿る念珠。これからは大切な念珠を失くさないよう、数珠袋などに仕舞うなどして、また新たな念珠との歩みをスタートさせてください。少し派手な数珠袋ならすぐに目に止まり、失う機会が減らせるかもしれません。