数珠の選び方
様々な色があるのはなぜか、地球に聞いてみるしかありませんが、メノウは、生成される場所や環境の違い、また、生成途中に色々な物質と出会い、それらを取り込む事で、驚くほど多種多様で個性的な姿になります。
メノウの主な成分は、水晶と同じ二酸化珪素(Si02)ですが、水晶とメノウは、二酸化珪素の集まり方が違うので別の名前がつけられています。
また、メノウには、様々な名前の付いた石があります。メノウの姿がバリエーションに富んでいるために「メノウ」だけの名前では事足りなかったのでしょう。
例えば、オニキス、サードオニキス、カルセドニー、クリソプレーズ、・・・あげればキリがないほどです。色や模様で呼び名が違います。
これだけ愛されているメノウは、古い時代から世界中で生活に根付いています。メノウが各地で採掘され、とてもありふれた身近な鉱物とも言えます。
石器時代には矢じりなどに。カメオや勾玉、食器や彫刻の材料など、宝飾品や工芸品としても使用されています。
また、メノウは性質として比較的多孔質ですので、何千年も古い時代より人の手で色付けをされ、愛用されています。日本では福井県の伝統的工芸品の若狭のメノウ細工は有名ですね。独特の焼き入れ技法により現れる美しい赤は、私たちの目を楽しませてくれます。
2022.6.13 UP DATE