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　通常ならば、「本水晶」の「本」は、「本物」「本来」など、偽りや見せかけでなく、実際にそうである、という言葉として捉えると思います。しかし、お店によっては「本水晶」は、天然水晶ではない場合もあるようです。この機会に、水晶に関する話題について掘り下げてみましょう。　

以下のように、大きく３タイプに分ける事ができます。

①天然水晶　②人工水晶　③溶錬水晶

①天然水晶とは、言うまでもなく、自然の中で生まれた天然の水晶の事。成分はSio2（二酸化ケイ素）で、結晶構造を持っています。

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②人工水晶は、天然水晶である原料を使用し、圧力をかけ、人工的に育成して作った水晶の事。成分はSio2（二酸化ケイ素）で、結晶構造を持っています。水晶は、振動が一定のため、時計や携帯電話などの電子機器に使用されます。天然水晶にはインクルージョン（内包物）が含まれるため、振動が一定にならないので電子機器には人工水晶が使用されます。人工水晶は、品質・供給が安定しており、私たちの生活には欠かせません。

③溶錬水晶は、水晶の粉や白い部分を溶かして固めただけの人工的なガラスの事。成分はSio2（二酸化ケイ素）で、結晶構造を持っていません。溶錬水晶は、水晶の白い部分を溶かし、そして固めて作成されます。しかし、水晶の構造は失われ、ただの「ガラス」となります。見た目には水晶のような透明の塊ができますが、水晶ではありません。安価に大量生産が可能になります。

自然の中で育まれた天然水晶は、透明な部分ばかりではありません。白く曇っている部分がたくさんあります。ですから、透明で傷の少ない美しい部分が貴重とされます。

人工水晶や溶錬水晶も用途があり役に立つものですが、天然水晶を望まれる方には確認が必要かもしれません。

山田念珠堂では「天然水晶」と表記しており、文字通り天然の水晶を使用しています。

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