数珠の選び方

数珠の選び方 16.嫁ぎ先の宗派の数珠を持たなくてはなりませんか。今の数珠を仕立て直すことができますか。

 本連数珠(主玉〈おもだま〉が108玉のお数珠)は、各宗派の考え方に沿った仕様となっていますので、宗派によりお数珠の使い方が異なる場合があります。お嫁ぎ先とご実家のご宗派が異なる場合、これまでお使いの本連数珠は大切に残されるか、お仕立て直しをしてはいかがですか?

 宗派を問わずお使い頂ける片手数珠をお持ちの場合は、続けてお使いになられても良いと思います。もちろん、お嫁ぎ先のご宗派の本連数珠を新調されるのも大変喜ばしいと思います。

山田念珠堂ホームページでは各宗派の数珠の持ち方を紹介しています(クリック)

 自分の環境や年齢、感情や感覚にあわせて持つ数珠も新たに変化してゆく。これもごく自然な流れだと思います。

 今の数珠を仕立て直すことができるかどうかについては、お手元にお持ちの数珠によって、他の仕様へ完全に仕立て直すことができない場合があります。数珠は仕様によって、多種多様なパーツで構成されていますので、完全に変更ができない場合もありますが、その時は、今お持ちのお念珠の一部を使って、新しいお数珠を作ることも可能です。

 結婚の時に限らずお仕立て直しは、お念珠を持つ醍醐味でもあります。新たな装いで更なる歴史を重ねる、そんな特別な1連となる事でしょう。素晴らしい記念になると思います。

 お守珠Ⓡ(じゅず)をお持ちになる事で、良いご縁がまるくずっと続きますよう、心よりご祈念申し上げます。