数珠の選び方
それはおめでたい事ですね。数珠は「寿珠(じゅず)」とも言い、おめでたいものですので、是非お数珠をお贈りください。新社会人へエールの想いを込め、ご家族以外の方もお念珠を贈る場合も多いです。
社会人と言っても、まだまだ仏事に関わる機会が少ない年代ではないでしょうか。それに、新生活への準備もたくさんあり、お数珠にまで気が向かない事もあると思います。そんな若い社会人へは、周りの方からの贈り物がきっとサポートとなるはずです。
社会人となれば、急なお葬儀への出席もあります。また、いつ寺院へ訪問する機会が訪れるかわかりません。そんな時、焦って埋め合わせの数珠を買って参列・参拝してしまうより、大切な方から贈られた念珠があれば、ご本人はどんなに安心でしょうか。それに、社会人に相応しい数珠を持っている事で、細やかな準備が怠りなく行われ、自信を持って社会へ参加できます。
念珠は、ボールペンやカードケースのような実用的なオフィスグッズではありません。しかし、贈り主の気持ちが大切に託せる贈り物ではないでしょうか。
どんな念珠が良いでしょう? どの宗派でも使える片手数珠は、ご本人が大切にされている宗派が分からない場合でも気負いなく贈れますね。ご存知でしたら、宗派ごとに使う本連数珠でも素敵です。贈られた方は、きっとびっくり喜ばれるでしょう!
ご本人はどんな方ですか?好きな色はありますか?贈る相手にどんな想いを伝えましょう! ずっと輝く未来への希望を重ねた石の玉の念珠。温もりがあり共に成長を楽しめる木の玉の念珠。選ぶ基準は贈り主の気持ち次第。あなたの想いを表してください。
数珠を持てば、きっと心も穏やかに。これからの心強いお守りになると思います。
数珠は「守珠(じゅず)」。持ち主を守る珠なのです。
2021.10.31 UP DATE