山田念珠堂NEWS

第十回数珠供養 令和3年10月10日 和宗総本山四天王寺

第十回数珠供養(主催・日本数珠製造会)が令和3年10月10日に和宗総本山四天王寺において開催されます。古くなったお念珠は是非この機会にお寄せ下さい。法要にて供養いたします。
なお、新型ウイルス感染症対策のため、本年の一般の参加は控えさせて頂きます。また、コロナウイルス感染の状況によりまして開催内容を変更する場合がございます。

日本数珠製造会は数珠の日本国内での製造に寄与する業者(法人・個人)の団体で、100%日本製の証となっております。

◎問合せ 〒543-0021 大阪市天王寺区東高津町6番13号 TEL.06-6768-1815 FAX.06-6763-1335

第10回数珠供養会のご案内

日本数珠製造会
代表 山田弘樹

拝啓 新涼の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 暑さも少し和らいだところで、今年もまた数珠供養会の時期と成りました。有り難いことに、本年で十回目の節目を迎える事ができました。これも皆さまのご支援とご理解のお陰と、心より感謝申し上げます。しかし昨年と同様、本年もコロナウィルス感染拡大の状況を鑑み、残念ではございますが、規模を縮小し開催したいと存じます。
 来賓、一般のご参拝を控えさせて頂きますので、何卒ご理解いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

 幣会は、お陰さまで第十回数珠供養会を迎えることができました。これもひとえに皆様のご支援とご協力の賜物と、会員一同、深く御礼申し上げます。全国の消費者の皆様からは、毎年多くの供養品が寄せられるように成り、四天王寺での数珠供養会が親しまれていることを回を重ねるごとに感じ入ります。

 本年の数珠供養会は、昨年と同様、コロナウィルスの影響により、供養会を縮小し開催します。昨年は未知のコロナウィルスへの恐怖に駆られましたが、きっと来年は皆さまと共に、十回目の節目を迎えられると期待しておりました。しかし、それも叶わず、未だコロナウィルスは、私たちの生活に大きく影を落としています。

 数珠の起源で有名な「木槵子経」では、争い・不作・病気などで困る民の不安と苦しみを除く為、国王がお釈迦さまにその方法を相談しています。そして、その答えに「数珠」がありました。国王は数珠をつくり皆に分け与え、心から念じたところ、その功徳は大きいものでありました。数珠は、「優しさ」と「希望」のカタチとして表れていると感じられます。国王が民を思う心に、お釈迦さまは「数珠」を示されたのです。

 今、私たちの取りまく状況も、不安と苦しみが大きく、落ち着かない日々が続いています。そんな中、私たちは念珠を見るたび仏教を思い出します。心が穏やかとなり、慈悲の心が思い返されます。私たちのいつも側にあり、明るい明日を願う心を導く念珠。そして、誰かの幸せを願い、祈りを込められ贈られる念珠。念珠には、人の「優しさ」と「希望」が託されます。このような念珠と共にある事を有り難く思い、ここに、そのお役目を終えた念珠に感謝し、供養をさせて頂きます。

 日本数珠製造会会員一同は、これからも変わらず、皆さまの思いが込められる大切な念珠づくりに責任を持ち、より良い念珠をつくり続けることを お約束いたします。今後とも、「大阪の数珠供養」「四天王寺さんの数珠供養」として、末永く多くの皆様に慣れ親しんでいただけますこと、そして、尚一層のご支援ご理解の程、何卒お願い申しあげます。

                             合掌