数珠の選び方
本連数珠は、それぞれの宗派 ―天台宗・真言宗・浄土宗… などの、各宗派ごとに仕立てられた数珠の事です。
片手数珠は、略式で、どの宗派でもお使い頂けます。
本連数珠は、主玉が108個あり、輪を2重にして使用する数珠が多いですが、浄土宗の日課念珠は主玉が108個ではなく、大小の玉を交互に連ねたものを輪違いにして仕立てられています。
また、天台宗では、真ん丸の玉ではなく、平べったい主玉を使用し、融通念仏宗では、玉に蓮の実を使います。
房にもそれぞれ特徴があり、宗派ごとに それぞれ数珠の形があるなど、とてもユニークで面白いと思います。
片手念珠は略式ですので、気軽にお持ち頂けるような仕様に進化してきました。意匠も様々にあるので楽しめます。房の形状もお好みでお選び頂けます。
片手念珠をお使いの方も多いですが、ぜひ本連数珠も使ってみてください。ご自身が大切にされる宗派への想いも、きっと深くなると思います。お念珠は、たくさんの種類の中から選ばれるパーソナルなもの。大事にされる理由がわかります。
2021.5.29 UP DATE