イラタカと呼ばれる数珠は、修験十二道具の中に数えられるものです。刺高、最多角、伊良太賀などと書きます。イラタカの音は無患子(むくろじ)の梵名であるaristaka・アリタカに由来するとも言われます。玉の形式は算盤玉にも似た角を持ち、その形は智剣を象ったものです。四天は地水火風、百八珠は衆生そのもの、親珠は仏界とし、煩悩則菩提、生仏一如を表しています。
※数珠の手の掛け方は一例で、この他の掛け方もございます。
桜尺4イラタカ 四天本メノウ仕立