お釈迦さまが説かれた教えの中に「八正道」があります。
「八正道」とは、仏様の世界へと繋がる正しい道筋のこと。
お釈迦様が最初に説かれた教えの1つです。
この「八正道」と、山田念珠堂が所蔵しております「数珠功徳図」を重ね、
八つの界で表し、社章としています。
山田念珠堂では、この世界観を「八生道」とも呼び習わしてきました。
私たちは、八の界を以下のように立てています。
頂きには、この世で仏となり私たちに教えを知らせてくださったお釈迦様。
右回りに、来世の浄土へ導く阿弥陀如来、
次に、その運行により季節や時節の移り変わりを生じさせ、
尽くした人事の行く末をよりよき方へと示し、また、仏教を護る宇宙、
そして私たちが生きる現世。
底部には、地獄においても救いの手を差し伸べてくださるお地蔵様。
つづけて、地獄・餓鬼・畜生・修羅・現世・天を意味する六道に、
苦しみから離れ真の安らぎを得るための行いである六波羅蜜。
そして、56億7000万年後にこの世に現れ人々を救うとされる
未来の弥勒菩薩。
仏教・念珠を敬い、仕事に努めながら、
現在・未来へと善行の果報を得られるよう願い、象徴としています。
また、数珠型の「環」と和親の「和」をなぞらえ、思いやりがめぐり皆仲良く。
八の数からは、仏の教えが末広がりに。
この想いも祈念しています。
山田念珠堂の社章の色は瑠璃色。
瑠璃は、仏教の七宝の1つ。日本伝統色。
地球をイメージする色で、
数珠は、地球の恵でつくられている事を忘れずに、
感謝する。